18日 大間→函館 ○○円の夜景
朝目覚めてテントから出ると当たりは霧で真っ白
テントをさも露でいっぱい
軒下でも濡れるのが避けられないので自転車には輪行袋を被せてます
朝の大間岬、寒い
朝食をテント内で済まし、片付け済ましているうちに段々と晴れ上がっていく
濡れた衣類を自転車のキャリアに掛けて乾かしながら合間合間のブログ執筆
昼手前に撤収を済まし、フェリー乗り場に向かう
お世話になった大間のキャンプ場
立派な炊事場に綺麗なトイレ
それでいて無料
シーズン中はフェリーの搭乗券を得られない人たちの溜まり場になるんだとか
もう岬に来るのは3回目ですが、自転車では初なのでひとまず記念に数枚の写真
岬から4キロ少し
フェリー乗り場に到着
手続き完了後、買い出しを済ませて
函館に宿をとり、適当に時間をつぶす
搭乗1時間前
快晴になりました
主な装備を外し客室まで持ち込み
約90分の航路
函館につきました
そのまま宿のある函館山の方へ
今日泊まるライダーハウス
近くに赤レンガの倉庫、函館山
少し離れて五稜郭
観光には好立地です
北海道といえば、こいつ
会いたかった
これからまたお世話になるね
3年前ポイントカード作ったけどポイント失効しちゃってる
とりあえずまた貯めるけど多分また期限切れになっちゃうんだろうなぁ
それでも良いけど
宿から近くの銭湯が今日休みとのことで
少し離れた谷地頭温泉に入る
お風呂に入ってさっぱりした、というのに
これから函館山に行きます
夜景が綺麗だそうで
突如急勾配になる函館独特の坂を登る
登山道は規制がかかり、ロープウェイか徒歩どちらかで登るしかない
ロープウェイは往復2000円かかると…
勿の論登山します!
登山道入り口に自転車を停め、交通を規制している方に距離の短い旧登山道を勧められた
自分の様相を見て、あなたなら大丈夫でしょう、と
夜でも登山者通しちゃうってことは相当易しい道のりなんだろうな
いざ登ってみると…
暗いこと以外はなんてことない山道
旧登山道と銘打たれてるけど舗装道路でないたけで
勾配は緩いし、足をすくわれやすいものが有るわけでもない
絶好のトレイルランコースです
展望台に続く階段の手前
夕日の光が無くなりきる前のグラデーション
一息ついてから階段を登り…
遠くの無数の光を見て、少し声が漏れました
わざわざお風呂後に夜の山道を汗だくになり登った
それだけの甲斐はあった
高所から見る夜景
100万ドルの夜景なんてワードがあるけど
誰が言い出したのか
夜景を見終えた人達がロープウェイで下り始める
登っている時もロープウェイの中から夜景を眺めていたんだろうな
展望台で眺める時の感動が薄れてはしまわないだろうか?
もしかしたら登っている間見下ろさないようにした方もいるかもだけど
いやー、登山して良かったよ
良い登山道だって知れた上、2000円もケチれた訳ですし
下りをジョギング程度に駆けて駐車場に戻り
宿近くのラッキーピエロで夕食のカレー
甘味が付けられた唐揚げと中辛程度のカレールーとの相性が抜群
ふとっちょバーガー、一度試してみたいと思ってた
前回函館に来たときは土曜日で食べられなかったので
とりあえず北海道にきて良いスタート切れましたね
明日は近くを散策した後、東側の半島を回る予定です
17日目 薬研渓流→大間 青森は一旦終い
宿を8時半すぎ出発
終点大間岬に行く前に東の尻屋岬に寄ります
昨日通った国道を一部引き返し、看板に従って半島北東方面へ
尻屋岬手前で手動式のゲート
この先放牧地、馬が路上にいるかもしれないので留意しながら進みます
灯台付近は霧模様
そして肝心の馬がいない…
来た道を引き返す
一昨年バイクで来た時の写真でもブログに載せておこうかとか考えながら少し戻った先
海側の放牧地に現れました!
放牧地故、このように舗装道路も自由に歩きます
とてもずんぐりむっくりしたした体型
寒さ耐えきる為の体つきなのでしょう
巨体を間近で眺めた後来た道を引き返し、大間へ向かいます
引き返す道の途中で走行距離2000キロ超えました
大間に向かう前に来る途中青看板で気になった場所へ
むつ科学技術館
原子力船むつの原子炉が館内に保管されています
本日尻屋岬近くの目当ての食堂がお休みの為昼食をとらないまま14時が過ぎ、
大間岬手前20キロの下風呂温泉でお腹を満たそうかと考えたものの
観光地よろしく良い値段に眉をしかめさせる
とりあえず足湯で小休止、お湯はかなりぬるい
手持ちの食べ物でとりあえずしのいでさっさと先へ
大間の町に着きスーパーの値引きが始まるのを待ちながらブログを書き用を済まし
19時半頃大間岬のキャンプ場到着
もう随分暗くなったついで霧が濃い
なんやかんや今旅本州北端にきてようやく初キャンプです
今までテント本体とポールだけの最低限セットで野営してきましたが
ここにきてフライシートとペグの初出番
旅以前にもほとんど使ってこなかったから勝手を思い出せず、手間がかかる
設置が終わり、夕食の準備に取りかかる頃にはもう21時すぎ
炊事場にて
途中の薬局で安かった豆腐と麻婆豆腐の素のパウチを温め、スーパーの天丼と一緒に食べる
本日にてひとまず本州での行程が終了しました
明日から北海道です
今年は自粛情勢により熊が多く発生しているのこと
札幌でも現れてしまったらしい
足の遅い自転車では追いかけられたら到底逃げ切れないです
出くわす可能性の低い道(主に流通の多い国道)を選び、熊鈴やラジオ等で存在をアピールして防衛体を敷く
出来るのはこれくらいでしょうか
フェリーは明日14時の便に搭乗予定
それまでキャンプ場でゆっくりしたいと思います。
16日目 浅虫→薬研渓流 本州北端の地
自動車トラックがバンバン走る幹線道路
轟音が絶えず通り過ぎる中ベンチで寝て起きました
通りがうるさいなーと思いつつも寝れてしまうものですね
すぐ近くの電車の駅の敷地内の足湯に浸かってからスタート
看板に誘われてこの町の歴史民俗博物館に
東海の方では見たことがない気がする土偶
縄文から昭和にいたるまで様々な文化品
小さな施設だけど中身は濃い
歩道のない、林の中を小刻みなアップダウンをしながら延々続く道路
自動車からの圧が怖い
遠慮して道路の隅を走っていると居住地が見え始めた辺りで前輪が突然現れた縁石に乗り上げて軽くドスンと地面に着々した
自転車を一旦止めてリム打ちパンク等していないか確認…
よかった、問題は起きていない
自転車のような低速の車両だからって
遠慮しすぎて隅ギリギリを走るべきではない
かえって事故を起こす原因になりかねない
むつ市の街中の食堂で唐揚げ定食
このボリュームで700円
食後にドリンクもおまけしてくれます
食堂から少し西の大湊の北洋館
海上自衛隊の資料館です
停泊していた艦を一番間近で見られるであろう場所から撮影
日の入りも近づいてきたので終点の薬研渓流へ
今日は民宿を予約してあります
民宿といってもドミトリー枠ですが
お風呂に24時間入れて1700円
もうまもなく青森の北端
明後日に北海道に向かうことになるでしょう
青森でやり残した分はまた北海道から戻りの時に消化する予定
15日目 中泊→浅虫 準備が功を奏した
朝、ホトトギスの鳴き声が聞こえて目が覚める
今までよりずっと人の少ない朝の道の駅
撤収を済ませて8時ちょっと前に出発
竜飛崎まで近いようでちょっと遠い
走り始めて6キロ
標識の勾配表示は12%
ついに始まる
ギアを1番軽いものにして一定スピードを保つ
鼻歌でも歌えるような余裕を残すよう努めながら
鳥の鳴き声と自転車の駆動音と自分の息づかい、時々自動車が通り過ぎる以外はとても静かな時間が続く
スタートから1時間40分
頂上の展望台に到着し、登ってきた道のりを眺める
一度も自転車から降りずに登頂
前日2日間の準備が功を奏しました
やっぱり12日目のようなヘロヘロ状態を思うと定期的な休養ホント大事ですね
痛感しました
展望台から岬手前まで下り坂
貯めてきた位置エネルギーを一気に放出
竜飛崎
天気も快晴
そして岬の少し先
日本唯一の階段国道
車両が通れない階段を降りた先、また舗装道路の道に繋がります
風景を堪能後近くの店で小腹を満たす
日が暑くても汗の染みた体に風が吹いて冷える、よっておでんも美味しくいただける
大体の人は知ってる津軽海峡冬景色の歌詞
赤いボタンを押すと歌が流れる
旅に一番馴染み深い演歌ではなかろうか
トイレの後と道路の間
車で路上販売をしている名物おばあちゃん
10年以上竜飛崎でこの仕事をしている
「竜飛崎が晴れる日は少ないから今日快晴の時に来れたあんたはラッキーだよ!」
「お天道様は泣かせ続けでもくれないし笑わせ続けてもくれない。七転八倒、バラ色の人生じゃ駄目だよ」
とても年季のこもった声援を自分の肩を叩きながらくれました
折角だからキーホルダー買いました
1時間程滞在してから午後からは青森市方面に向かう
途中青函トンネルから出入りする新幹線を展望出来るスポットがあったので立ち寄ると日本一周ライダーがいた
岐阜出発で2ヶ月
本州東を巡り終わり北海道へ行く途中らしい
近くのスポットの事を教えあいながら北海道のどこかで鉢合わせするかもなー、なんてことを話した
のどかながらも日の照るなか途中バイパスに入り
青森市に入る
街中に入り青森駅近く、時刻15時過ぎ
昼食を軽めにしていて空腹に
青森のB級グルメを食べるためだ
3要素とも味の濃いスープ材料
飲んでみると味噌とカレーどちらも強すぎず弱すぎず牛乳でマイルドになる
絶妙なバランス
チャーシューは過度な味付けがなされず噛めば噛むほど肉の味
そして並盛りだけどボリュームはやや大盛気味
昼食軽めで我慢していてよかった
青森街中から東へ15キロ程
今日ば浅虫温泉でお終い
道の駅の駐車場端に自転車を置き
時間多めに温泉に入り休憩室で休む
19時過ぎ自転車の所に戻ると
リアのキャリアバッグの上に見知らぬお菓子が3つ
誰かが看板を見て置いていったようだ
もうどこかに行ってしまった
自転車旅は自身がエンジン故食べるものが多くても事欠かない
とてもありがたいのにお礼が言えない…
お菓子の前で密かに手を合わせ、心の中でお礼を述べる
ありがとうございます
美味しく頂きます
段々と北海道進出が近づいてきました
14日目 鶴田→中泊 明日への入念な準備
今日も朝早くから雨
今日1日をどうするか、またオフにするかとぼんやり考えていたら
8時過ぎに止んで地面も乾いてくる
ショートトリップでもする事にした
片道7キロ半の富士見湖に掛かる鶴の舞橋へ
日本一長い木造橋と銘打たれてる
所々支えの木が外れてるようだけど
湖だし流れが強い訳ではないので強度心配無いのかな?
10時過ぎ道の駅に戻るやいなやまた降り出した
ちょうどいいタイミングで戻ってこれた
今日は少し装備を見直して要らないものを家に送り返すことにした
選定の結果実家送りになったのは
アルミテーブル、シャツ2枚、ツールボックス、PSP、電子タバコ、交換前のグローブ、
道の駅で買ったお土産を添えて
ダンボールに詰める
持って見たところ、1キロ以上ある
1.5位かな?
近くのクロネコヤマトで手続きして終了
絶対使うだろって思ってたのがそうならなくて
ただの重荷になってたりする、よくあります
自分の場合は娯楽ものが多かった
道の駅を離れる
3日間お世話になりました
遅い昼食をマクドナルドで充電しながら済ます
15時過ぎ
北上して竜飛崎手前の中泊まで進むことにした
五所川原の国道から米コメロードなる道へ
名前の通り辺り一面右も左も田畑
平坦、そして車も少ない
穴場サイクリングスポットかも
20キロと少し走り
高山稲荷神社
良い感じに朽ちた灯籠
蓮の葉が池を覆い尽くしてます
稲荷らしく参道に幾重もの鳥居が
最奥に天照大神の社
写真は撮らなかったけどた
古めかしくこじんまりして、とても質素なたたずまい
出資者を募って建て替えられている鳥居と対比するとなんだか奥ゆかしい
うまいこと文章で表現できない
是非一度ここには行ってもらいたい
神社を出たら今度はメロンロード
特にメロン要素は見つからなかったけど快速快適
十三湖を右手に見えてしばらく
一つ二つ峠を越え
日の入りと共に道の駅に到着で終了、今日は80キロ
明日はいよいよ難所、竜飛崎に続く竜泊ライン
昨日今日の充分な休養と荷物の軽量化もして
坂の始まる少し手前で明日スタートする、
万全の手配
疲れたままヒルクライムしたらずっと歩くハメになる
ついつい走り続けがちな自分には
雨は丁度いいストッパーになってくれた
明日からまた100キロ超え走行頑張ります
13日目 鶴田、五所川原周辺 1日休み
夜が明け始めた辺りから雨
頭にこれからの方針がまだ決まらないのを理由に完全オフを決定した
お昼時まで3日目以降ハードな行程を理由に投稿出来なかったブログ記事の執筆に取りかかる
道の駅内の中華料理店で担々麺を注文
半ライスと漬け物はサービス
炭水化物と炭水化物の組み合わせ…
腹パンパンになりました
午後から五所川原に移動
ELMというショッピングモール内のベンチで
また執筆を再開
スマホで文字入力と画像挿入しているのですがこれがまた時間がかかる
特に画像
複数選択が出来なくて1枚1枚画面をスワイプして探す
大して筆が早いわけでもないので1日分の記事にも1時間以上かかってしまう
他の自転車旅のブログも見てみたけど人によっては毎日更新
文章量のボリュームも凄い
自分といえば
1日の走行が終わり夕食終えてさあブログかくぞー、とはならず
大体すぐ眠ってしまうオチ
そして朝になればそそくさと撤収に勤しむ
1日130キロ近く走ってると執筆の余裕がなくなってどんどん延滞していった
日の終わりにその日の記事を書けば情報の鮮度も高いわけですが
分かってても難しい
作業が一段落したところ場所を移動
なんとなくモール内のドトールコーヒーに寄ってみた
ブレンドを注文
・・・・・・・・
なんかコーヒーフレッシュがコーヒーとマッチしてないような
自分が家で淹れてなんとなくフレッシュを入れて飲んだ時
あーこれは入れたの失敗したかな、って味とそっくり
19時頃モールを出てスーパーで夕食調達後、
また鶴田の道の駅で今日を終える
ブログの記事、4日分程度しか進みませんでした
でもまあ今日1日は休養と作業で十分有効活用しましたね
明日も天気予報は時々雨模様
明日はどう動こうかな
12日目 能代→鶴田 坂と風邪のダブルパンチ
朝
昨日の疲労故狭いベンチでも長く眠れてしまった
今日も北上
ただただ走るだけ
名水をペットボトルに入れて拝借
本州北端、青森県
ここらへん、不老不死の湯っていうのがあるらしい
内浦町に入ると向かい風が
いつものアップダウンに加えて鈍足さに拍車がかかる
ふとウミネコの鳴き声と岩礁に通路が敷かれているのを見て足を止めた
近くのスーパーのイートインで昼食を済ませる
鉄道と海
内浦町を過ぎると風も弱まってきた
鰺ヶ沢で天気雨
鶴田に到着した
めっちゃ疲れた
キツイアップと風
それと今まで毎日平均130キロで走りつづけたことで多分疲労もピークに来てる
明日は天気が悪いようで
岩木山に登って甘いトウモロコシでも食べようと思いましたが、今旬じゃないのね
竜飛崎は今までの比ではない激坂が待ち構えてる
一度完全に1日オフを入れてついでどうするか考えようか